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「つみきのいえ」を読んだ

ご飯を食べに行ったら、雑誌のところに「つみきのいえ」の絵本があったので、待っている間に読んだ。アニメーションが絵本になったやつだ。加藤久仁生さんが鹿児島県出身ということで、アカデミー賞受賞時は県内ニュースでも大々的に取り上げられていた憶えがある。でもわたしはまだアニメも観たことがなくて。
ほほぉ、これが「つみきのいえ」か、と思いながら手にとって読んだ。
そしたら!
もう、途中の、おばあさんの赤いエプロンをつけて料理するおじいさんあたりから、おおおこりゃこりゃ・・・うううっ・・・となり始める。で、もうどんどん、ね。気付けば自分も海の中。愛するひとたちがかつてそこにいたとか、その風景とか、その場所の温かい記憶とか、そういうのはもう本当に、骨の髄にくる。
家でひとりで読んだら泣く。
こりゃあ長島美術館に行かねばならんかも。今夏、加藤久仁生展が開催されるのだ。
パラパラアニメーションをつくるワークショップもあるらしい。もし子どもがいたら一緒に行く!甥っ子でも姪っ子でもいれば一緒に行く!どちらもいないからあれだけど。

この間、NHK日曜美術館で放送された磯江毅さんの絵が強烈だった。写実を越えた写実、とでも言うのか、わたしは絵のことはわからないけれど、この人の絵の前を通り過ぎることはできないと思った。きっとずっと見ていられる。叶うなら映像や写真ではなく、いつか生で見てみたい。
by sk_anne | 2012-07-03 20:42 | 真夜中の文箱

演劇集団非常口・しまだの寝癖に覆われた根暗な頭の中です。どうも。


by sk_anne