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観劇についての話

明日は劇団こふく劇場「水をめぐる2」と「水をめぐる3」を昼・夜、と観劇する。2作品を続けて観たら、どれだけ深く潜れるだろうか、と思う。大胆で、繊細な、水の世界に。
「水をめぐる2」の初演を観たとき、とても印象に残っているせりふがあって、千春さんが演じてらっしゃった役だったのだが、「わたしはわたしを振るひとしか好きにならない」みたいな内容のせりふで、うおー!と思った。深く刺さる。永山さんは男性なのにどうしてこんなに女のひとの言うことが書けるのだろうか、と考えた。水をめぐるだけではない。その他の作品もだ。あの情感、匂い立つ感じ。凛々しくても、儚げでも、どんな時でも。
自分も頑張ろう、と思う。
この二年で、立て続けに大事なひとの死を経験した。
だから、今観たら、また違うのだろう。それは来週の「睡稿、銀河鉄道の夜」にも言えることで。きっと、最初にみたときとはまた違う感覚になるのではないかと思う。違うというか、深さの感覚かな。

あさってから軍艦島上陸ツアーに行ってくる。台風の影響が心配だ。上陸は無理でも、せめて船の上から見てみたい。もしも、船も出ない、とかなったらさすがに残念すぎる。ずっとずっと生で見たかったのだ。
非常口の第14回公演「深海ストロベリー」は、2009年に泊さんの戯曲講座で書いた作品だ。その時、作品の中で軍艦島をモデルにした島のことを書いていたら、泊さんにはすぐバレた。これ軍艦島でしょ、と。こういう内容なら場所もはっきりさせて、方言を使ってみるといいよと言われた。「深海ストロベリー」は、わたしが鹿児島弁で書いた最初の戯曲になった。
泊さん作・演出の飛ぶ劇場「睡稿、銀河鉄道の夜」伊佐公演は、9月1日土曜日です。情感と緩急のバランスに痺れます。鹿児島のみなさま、この機会に是非、飛ぶ劇場を体験なさってください。9/1を見逃すと次は北九州公演になります。
伊佐公演のご予約はコチラから!→伊佐市ホームページ

「睡稿、銀河鉄道の夜」の翌日は都城市総合文化ホールで上演されるF's Company 「本当ノート」を観に行く。

今年の初めから楽しみにしていた秋の観劇予定も動き始めた。
いろいろがんばる。
by sk_anne | 2012-08-24 22:46 | 演劇

演劇集団非常口・しまだの寝癖に覆われた根暗な頭の中です。どうも。


by sk_anne