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観る。

2/15 演劇・時空の旅「ゴドーを待ちながら」 
劇団いさで宮崎へ向かう。劇団員モリモトさんがいちごをたくさん持ってきてくださって、みんなで食べながらバス移動。
初めて観た。
無理矢理わかろうとしなくてもいいんだと思う。なにか掴まなきゃ、とか、なにか解釈を、とか、もちろんそれも大事なことかもしれないけれど、わたしみたいにわからないというのもアリだ。その世界を観てきたことは確かな事実であって。内容そのものは理解できないわからなさを持ってるんだけど、わからなくても会話自体が滑稽だったり楽しかったり哀しかったり。つまり、やりとりそのものが面白いのもまた事実で。それでいい。
魅力的な役者揃いの舞台。作品を構成するいろんな要素(演出、音響、照明、舞台、などなど)を堪能できた2時間半だった。

2/19 劇団仲間「空の村号」
篠原久美子さんの作品。初めて観た。
この何でもない日々は、奇跡であることを決して主張しないが、尊い奇跡なんだと改めて思った。当たり前だと粗末にしてはいけない。故郷に住めなくなることの重さ、家族・友達がばらばらになる辛さが我が身にも迫ってきた。
川内原発のことを考えた。

3/1 映画「娚の一生」
舞台は鹿児島らしい。トヨエツは色気があるよねー、と一緒に観た友達と話した。色気の説得力で、どんなせりふも成立する。言うひとを選ぶせりふですよ、あれは。恋だから仕方ない、みたいなのとか。豊川悦司さんが言えば、すっと受け入れられるのだ。

3/1 映画「幕が上がる」
演劇部員だった高校時代の出来事や気持ちを思い出し、何気ない場面・やりとりにも胸がきゅうっとなって、眩しくて懐かしくてたまらなかった。映画を一緒に観た友達(高校時代同じ演劇部)と、思い出したねー、と話しながら、一緒に観られてよかったなぁと思った。
帰りの車では、地区大会の思い出話なんかで盛り上がった。
たくさんの方に観てほしい。なかでも、普段「演劇」と距離のある方にこそ、観てほしいと思った。演劇部とか、演劇とか、劇団とか、イマイチわからないと思われがちかもしれないが、青春をかけて一生懸命やってるのは、たとえば野球部と変わらないのだ。

3/1岡崎藝術座「+51 アビアシオン,サンボルハ」
「(飲めない人のための)ブラックコーヒー」と今回の作品の2つしか観たことがないのだが、どちらも長いモノローグ調のせりふとそれを制圧するような役者の力と身体の在り方が特徴的で、全然わかりやすくはないのになぜか強く印象に残る。小説みたいだった。観劇中は内容に追い付く間がなく、話の内容というよりも、溢れ出るモノローグ調のせりふと役者の動きに集中していた。それでいいのだと思う。鹿児島公演をしてもらえるのがとてもありがたい。次もきっと観に行くと思う。戯曲を買った。

3/2 映画 「花様年華」(DVD)
初めて観た。この数年、ずっと観たかったんだが、町のレンタル屋さんにはなくて、今まで観ることができなかった。それで、もうついに購入した。買って正解だった。良かった。また観よう。
映画のことはわからないけど、ウォン・カーウァイのは、お、と思う。全体的にきつめの色彩で。鮮やか。撮り方も面白い。そもそも「恋する惑星」が好きなのだ。
「花様年華」は内容はもちろん、マギー・チャンの衣装!どれもこれも素敵だった。特に、赤いコートを着ているシーン。スタッフのクレジットは美術も衣装も同じ方だった。美術も確かに素晴らしい。
自分もトニー・レオンを目で追っているような気分になった。
そのうち、この流れで「2046」を観てみようと思う。
2046という数字は「花様年華」に出てくる部屋の番号。
by sk_anne | 2015-03-03 21:03 | 真夜中の文箱

演劇集団非常口・しまだの寝癖に覆われた根暗な頭の中です。どうも。


by sk_anne