しまだのあたま

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女子高生と苺

「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」という邦画(2006年製作)を観た。
タイトルに惹かれて観たのだが、あまり深みはなかった。

柔道の県大会か何かへ出場することになった女子高校生。応援のクラスメイト3人と共に大会へ向かうのだが、途中交通事故に遭い、4人のうち3人が亡くなってしまう。
生き残ったのは応援のナツミ。8ミリカメラを回すことだけが楽しみなおとなしい女の子で、主人公だ。
一緒に大会に向かう4人はクラスメイトではあるが、仲良しというわけではない。中にはいじめグループのリーダーみたいな子もいたりして。
亡くなった3人は48時間だけこの世にとどまれることになる。3人の姿はナツミにしか見えない。
一緒の時間を過ごすうちに幽霊3人と生者1人の間に友情が生まれる。
けれど、タイムリミットと共に死神?が現れ、幽霊は1人ずつ消えていく。

という切ないお話。

4人とも苺が好きなのだ。
女子高生と苺は似合うなぁと再確認する。
映像もノスタルジックで綺麗で、監督の嗜好とか出したい雰囲気とかはよくわかる。いいな、と思う。
が、時間がくるごとに(3人なくなった時間が違うのでリミットもばらけているのだ)現れる死神?が、顔はみせないものの黒い頭巾を被り視覚的に「いかにも」というキャラで、仮面ライダーの悪役みたいな感じで登場するものだから、ひどく浮くのだ。
しかも腕をひっぱって連れていったりするもんだから、ああ・・・と残念な気分になる。消えるまでの間普通に歩いて連れていくのだ。これじゃ仮面ライダーか、戦隊ものの悪役だ。あの映画の雰囲気にはそぐわないように思えてならない。
一視聴者として言わせていただくと、もうちょっとなんとかならなかったのか、と。そういう違和感が狙いなんだったら成功してるのかもしれないが・・・・。

途中のエピソードも、もう少しどうにか・・・・という印象。
彼女たちそれぞれに家族の問題などがあるのだが、あまりにも単純に処理しすぎているように感じる。尺の問題かもしれないが、だったら途中の歌が流れる回想シーンなどはいらないんじゃないかと思う。
お寺に入り浸ってる青年たちも、いかにも「見た目はやんちゃだが憎めないやつら」で、なんでそんなに毎回勢ぞろいしているのかわからない。寺の息子(昔はやんちゃだったらしい)の仲間たちってことだけど。
そして問題の終盤。
大会出発前に4人で写してもらったポラロイド写真を手に、亡くなったクラスメイトがここにいる、と言うナツミ。教師は母親に「病院へ連れていきましょう」と言い出し、ナツミから写真を取り上げて破り捨てる。
おいおい、そりゃあないぜ。安易だぜ・・・・。
で、最後の方で「大人は成績でわたしたちを判断する」みたいな話になり、ここにきて決定的な違和感というか、もう映画に入り込めない雰囲気に。
終盤にいくにつれて安易且つ、いかにもステレオタイプな展開になった。大人はわかってくれない、みたいな。
うーん。。最初はちょっと違った気がするんだけど。確かにところどころそんな感じのエピソードは出ていたけれど、露骨になってくると(「大人は成績でわたしたちを判断する」と言ってしまったり)個人的には違和感を感じる。
もしかしたら高校生のときに観たら共感できたのかもしれないが・・・・・わからない。
大人の描かれ方が単純で、これではちょっと共感できなかった。わかってくれない大人、という一面しか出てこない。もうすこし多面性みたいなものを匂わせれば違ったかもしれない。
終盤がああなったのはわからなくもないけれど、まとめるにあたって楽してしまうと(別に楽したわけじゃないかもしれないけど、前半より単純で雑になっていくように感じられた)その空気は出てしまうものなのだ、きっと。
自分も気を付けなければ・・・・・。

ただ、最後まで残った柔道の子が、苺が好きという子たちに対して最初は「子どもだなぁ」みたいなことを言っていたのだが、途中その子の家でザルに盛られた苺が登場し、最後死神に連れていかれるときに言う、
「わたしも苺が好きだった。親父が漬けた梅干し(ちなみに舞台は和歌山)の次に好きだった」
というせりふはいいなと思った。親父が~の部分があるからいいのだ。こういうせりふはとても好きだ。
ちなみに死神?パワーで、破れた写真は修復される。
女子高生4人は大変かわいらしくて、古い町並みや趣のある家など雰囲気ある映像は素敵だ。いろいろ考えつつ最後まで観た。

ものを創るのは難しい。自分で書いたりするとなかなか客観的になれないので危ない。客観的に判断できるようになるべきだが、それは簡単なことではない。
出来不出来と好みの問題も難しい。どうかすると混同しがちになるが、別問題だ。
この映画だって、観る人によってはいろいろ考えず純粋に感動するだろう。

色々書いたが、人のことは言えないと痛切に思う。
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# by sk_anne | 2009-05-15 12:39 | 真夜中の文箱

負けそうだぜ

スペースシャワーTVの16時~17時の番組内で5/27発売のグレイプバインの新曲PVが放送されるということで、もろもろ用事を済ませて16時前に家に帰る。
洗濯物をとりこみ、窓を開けて、テレビをつけて、茶の間で洗濯物をたたみつつバイン待ち。
休日でも、専業主婦でもないのにこの状況。
昼間に車を運転していると、働く人が目につくのだ。通りから中が見える美容室とか、運送屋さんのトラックとか。
なんとなく・・・・あまり外に出たくない。
もちろんそうもいかないんだけど。

さて、新曲のタイトルは「疾走」で、そのとおり失踪、じゃなくて、疾走感がある。(失踪したいのは自分だろ?)
とっても。注目の歌詞はまだわからないのでCD発売が楽しみだ。
PVはライブ映像とCGがミックスしてあり特に目を引く感じでもないが、やっぱり田中氏は歌ってるときが一番格好いいな。ギターをガンガン弾きながら歌う。
バインの曲は聴くたびに印象が変わる。聴くほどにじわじわくる。
それはもちろん、好きだからだろうけど。
聴き間違っていなければ、新しい未来に負けそうだぜ、と歌っていた気がする。

今夜は稽古日だったので、ふれせんに行く前に履歴書用の証明写真をとりに寄った。
なんとなく・・・・昼間は行きたくない。
眉毛を描いて、リップクリームを塗り、上だけシャツとジャケットを着込み、某スーパーマーケットの入り口に設置してあるスピード写真で撮影。6枚700円。肌荒れが目立たない白黒撮影。
新しい未来に負けるわけにはいかないぜ。
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# by sk_anne | 2009-05-14 23:50 | 真夜中の文箱

この空気

某スーパーマーケットで厚揚げを買った帰りに、安定所へ行く。
フレッシュ求人コーナーを見ていたら、同じく求人情報を見に来ていた方から突然名前を呼ばれた。
憶えてない?と言われる。
まったく憶えていなかった。あなたはわたしをご存じかもしれませんが、わたしは存じ上げません、みたいなことだ。
話を聞くと、家族の知人で、以前うちへきたことのある方だった。らしい。そういえば・・・という感じだ。

どうしたの?

いや、どうしたのって・・・ここでする質問か?しかもわたしはほとんど知らない方なのだ。そのフランクな口調を若干不愉快に思いながらも答える。

仕事を探してるんです・・・。

そこで、なんで仕事を探すの?働いてるんじゃないの?みたいな状況になる。安定所で、しかもほとんど知らない方とそんな話はしたくない。だが、空気を読んで話をやめるタイプの方ではなかったのだ。ああ・・・。
しばらく微笑んで濁していたが、面倒になって

派遣切りです。

と言った。これでもう何も言わないだろう。ひとことに集約されているもの。
でもまだ話は続いた・・・・・。
空気の読める人にならんと、と思った。
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# by sk_anne | 2009-05-13 23:50 | 真夜中の文箱

明けてくれよ

うーむ。
いかんぞ。どうかすると気分が落ちそうな予感。

前向きに前向きに。
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# by sk_anne | 2009-05-12 20:49

ゆめのはなし

自分の車にジュースの自販機がついている夢を見た。
ドアを開けたら、ジュースが4~5本並んだミニ自販機みたいなやつが付いており、知人に自慢げに見せる夢だった。もちろんお金を投入して買うわけだ。「スコール」があった気がする。
トランクにはヨーグルトも入れていたらしい(こちらは自販機ではなく手売り?)のだが、発砲スチロール製の四角い箱は空っぽで、プラスチックの小さなスプーンだけが大量に残っていた。
ごめんね、もうなかった~
みたいなことを知人に言っていた。わたしは一体何の商売をしているのだろう。
知人というのが、本当に顔を知ってるだけの人で、あまりしゃべったこともない女の子だったからますます意味がわからん。
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# by sk_anne | 2009-05-11 23:54 | 真夜中の文箱

ですから、ずっと

来年の今頃自分はどうしてるのか、とか考えても想像がつかないわけで。
たぶん明日は、元の職場へ離職票を貰いに行って、任意継続と国保じゃどっちの保険料が安いか、とかそういうことを調べて結果次第で市役所か社会保険事務所へ行って手続きして、でも年金のこともあるのでやっぱり市役所には行かないといけなくて、そういうのはあまり愉快な手続きではないので気が重かったり。
でも、もう10日過ぎた。いつまでも放置しておくわけにはいかない。

だいたい安定所へ行くのも気が重いのだ。元気を吸い取られる気がする。
声が大きいのは安定所の職員だけだ。
「資格はありますか?」
とか。求人票を閲覧していると聞こえてくる。
相談してる求職者の声はあまり聞こえてこない気がするのだ。一つにはこちらに背を向けてるからだろうけど。でも、声にも張りがないんだろうなぁ。
何だろう、照明も暗いのかな。もっと日が差し込めばいいのだ。
せめてソファの色を明るくするとか、求人のファイルも優しい色使いにするとか。
寒色系じゃないか?全体的に。ああ、それがいけない。わたしは冬が嫌いだ。あそこへ行くと冬の気分になる。
ゆうせんを流したらどうだろう。癒し系の音楽が流れてたりすればいいかもしれない。
流行りの音楽はイマイチだ。
元気が有り余ってるような曲はいけない。腹がたちそうだ。
がっつり恋愛系の歌詞の曲もいけない。それどころじゃないんだよ。
演歌。
どうだろう。癒されるか・・・・曲調によっては哀しくなるかもしれない。
と考えていくと、ひとつ思い当たるイメージが。

住宅街にある小奇麗な医院の待合室。

いいかもしれない。いいかもしれないよ、これは。
内科でも小児科でも皮膚科でも耳鼻科でも歯科でも、なんでもいい。天気の良い昼下がりがいい。
ちょっとした庭が見えていたりするのだ。季節の花が咲いていて、緑の葉に覆われた木には鳥が集う。かわいらしい小人の人形が置いてあったりする。
メルヘンチックな鳩時計が時間を知らせる。

・・・・・・・求職者は、精神的な安らぎを求めている。のか?

働いて収入を得ることで生計を維持してきた身にとって、仕事をしていないというのは不安定な状況だ。
生活のこともあるし、なんというか・・・・自分のことがダメに思えてくる。
そんなことを言ってもどうにもならないんだけれど。
深く考えないことだな。ひとつの経験だと思って。これも何かの役にたつだろう。
建設的精神で、仕事を探すのだ。
明日は離職票も受け取るし、寒色系の安定所へ通う日々到来。
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# by sk_anne | 2009-05-10 13:03

「かみさん」を観る

都城のウェルネス交流プラザへ行く。
「金曜劇場」だ。ウェルネス交流プラザでは今月4週連続で演劇の公演が行われている。毎週金曜日。
面白い企画だと思う。
それで今日は、演劇集団はまはま企画の公演だった。
「かみさん~その日地球は〇×△でした。」(構成・演出/濱砂崇浩 作/大浦太輔&森永明男&濱砂崇浩)
神様が地球の様子を観察する、という設定のもと、オムニバス6作品の世界が繰り広げられる。
映像と舞台がうまくマッチしていて楽しめた。
神様が見ているということで、バラエティ豊かなストーリーが一つの作品としてまとまっているあたり構成が巧いと思う。
観客に届くオムニバスコメディだった。

大浦さん・森永さんは戯曲講座の仲間だが、それぞれ、らしいなぁ~という作品で、帰宅後パンフを見直しながら改めてニヤニヤしてしまう。
こうして舞台で作品を観ることができるのは嬉しい。
色って出るもんだな~。
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# by sk_anne | 2009-05-08 23:50 | 真夜中の文箱

えりざべーと宅にて

本日稽古日。
ところが昨日まで祝日だったため、ふれせんが休館日だったのだ。うっかりうっかり・・・・。
えりざべーとのご厚意でお宅へお邪魔することに。ありがたい。
で、公演に係るいろんなことを決める。スタッフの分担とか、開演時間とか、料金とか。
チラシデザインはもっちゃんなんだが、コピー・あらすじなどの文章関係は請け負う。
こういう作業は非常に楽しい。会場の予約とか後援依頼とか、そういう作業はやらなきゃいけない仕事という感じだが、あらすじなんかを書くのは単純に好きなので。
今月中には、公演日も確定する。
ただし、考えどころあり、なのだ。
一度は考えをひっこめたのだが・・・・・・やっぱり、できることならやってみたいことがあって。
だが・・・・・・うーん。うーん・・・・。
ちょっと要相談だな。
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# by sk_anne | 2009-05-07 23:55 | 非常口

佐藤さん

ニュースZEROで自殺防止についての特集があった。
倒産や倒産寸前の経営者たちの相談を受けるNPO法人「蜘蛛の糸」をたち上げた佐藤さんという方の活動を追ったものだった。
追い詰められて自殺しかないと思い込んでいる方々が最後の頼みの綱として訪れる。
佐藤さんはご自身も倒産・うつ病の経験をお持ちで、本当に親身になって相談を受け、具体的なアドバイスをされる。精神論だけではない、具体的なアドバイスだ。任意整理などいくつかの方法を挙げてみたり、必要あればすぐに司法書士へ連絡をとってみたり。
それで落ち着きをとりもどし、自殺を思いとどまる方が結構いらっしゃるようだ。
ある男性は倒産と胃癌と神経系の病気が重なり、退院後に佐藤さんと会った。
「破産して誰も相手にしてくれなかったが、佐藤さんは違った」と話す。
死んだら佐藤さんを裏切ることになる。人間だったら佐藤さんを裏切ることはできない、と。
観ていて涙が出た。胸が熱くなる。
本当に絶望しかない状況だと思うのだ。そんな中を生きるというのは死より辛いと思うのだ。
けれど、信頼によって命が繋がっている。
人は弱いときがある、と佐藤さんは言っていた。それを受け入れた上で、ささやかな希望を見い出す糸口を与えてくれるのだ。
相談者はどれだけ安心するだろう。追い詰められて死ぬしかないと思っていたのが、大丈夫だ、生きようという思考へ変わるのだ。
人間の気持ちは紙一重だ。
が、その違いはあまりにも大きい。

すべての人は、できることなら生かされている間生きてほしいし、自分も生きたい。だが、確かに弱いときはあるのだ。
そこで思いとどまれるかどうか、だ。
難しい問題だ。
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# by sk_anne | 2009-05-07 00:31

スタバ王子も夏仕様ということで

劇団員とんちゃんのブログともぞうずかんを読んでテンションが上がる。
(ちなみに「団長の日記参照」というのはこちら→新・シマダの頭
明日稽古で会うので詳しく聞こう。

落ちかけていた気分がちょっと上昇。まだまだ大丈夫だな。
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# by sk_anne | 2009-05-06 17:30 | 真夜中の文箱