うどん屋さんのこと
2010年 07月 04日
昨夜運転しながら、うどん屋さんのことを思い出した。
昔、亡くなった母方のじーちゃんが美味しいと言っていた近隣の町にある店なのだが、通りがかるたびにお休みでそのうち閉まってしまい行きそびれた。見るからに古い建物の、手打ちうどんのお店だった。
けれど、今となっては詳しい場所がどうにも思い出せない。
急に、じーちゃんにはもう会えないのだと実感した。そして自分がまた会えるような気でいたことに気付いた。
夜が明けたらいつもと同じような朝で、思考は巻き戻っていた。
生きている間にまた会えるんじゃないか?そんな気がするのだ。
先月が三回忌だった。
二年前の初夏から会っていないが、久しぶりだね~とか言いながらまた会えそうな気がするのだ。
もう会えないということの方が現実感がない。もう会えないのが現実だとするならば、なんて意地悪なんだろうと思う。
わかっている。現実は意地悪だ。
時は過ぎ、暮らしは続いて、そのうち大事なことも忘れてしまう。なにもかも忘れた時に、もう会えないひとに会える。
昔、亡くなった母方のじーちゃんが美味しいと言っていた近隣の町にある店なのだが、通りがかるたびにお休みでそのうち閉まってしまい行きそびれた。見るからに古い建物の、手打ちうどんのお店だった。
けれど、今となっては詳しい場所がどうにも思い出せない。
急に、じーちゃんにはもう会えないのだと実感した。そして自分がまた会えるような気でいたことに気付いた。
夜が明けたらいつもと同じような朝で、思考は巻き戻っていた。
生きている間にまた会えるんじゃないか?そんな気がするのだ。
先月が三回忌だった。
二年前の初夏から会っていないが、久しぶりだね~とか言いながらまた会えそうな気がするのだ。
もう会えないということの方が現実感がない。もう会えないのが現実だとするならば、なんて意地悪なんだろうと思う。
わかっている。現実は意地悪だ。
時は過ぎ、暮らしは続いて、そのうち大事なことも忘れてしまう。なにもかも忘れた時に、もう会えないひとに会える。
by sk_anne
| 2010-07-04 23:55
| 真夜中の文箱