しまだのあたま

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新人乗組員・緒方くんのこと

稽古。今日もイトヨ&スズキのシーン。
イトヨは新人・緒方くん。
スズキはベテラン・石神先生。

緒方くんは去年の「四畳半の翅音」ツアーにいきなりスタッフで参加してくれて、非常口に入団。
で、鹿児島演劇見本市のリーディングが初舞台。
なので、リーディングではないお芝居は初めて。
お芝居を始めたのが去年非常口に入ってからなので、技術も一切なければ、演技癖みたいなものも一切ない。
いいことだ。
まず、とにかく声を出すようにお願いしている。聞こえないとどうにもならない。

今日も稽古でいろいろ試している中で、「イトヨとしてどうしてもこれ以上気持ちが上がっていかないんです・・・」みたいなことを言った。なんで上がらないんだろう・・・、と素直に考えているような印象を受けた。
経験がない分、正直なのだと思う。
じゃあ、そこが緒方くんの中の今のイトヨの気持ちのラインなんだね、わかりました。嘘になることはしなくていいです、と言った。
イトヨとして上がらないことに気付くのは大きいと思う。
だが、イトヨとして上がっていかない気持ちの真実に気付いたあと、それを見せるものとしての精度・役者としての技術の面でいかに上げていくかはまた別問題だ。重要な、別問題だ。
おそらく今後稽古の中で気持ちのラインも変わってくる。
直球勝負であり、バランスなのだと思う。
緒方くん、いきなりの微妙な役を頑張っている。
きっと素敵なイトヨになる。
みんながそう思っている。そして、それはとても嬉しいことなのだ。

演出は本当に難しい・・・。
わたしももっと頑張らなければならない。
by sk_anne | 2014-07-19 23:59 | 非常口